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今年2回目にして最後の(笑)SOLIDさんライブ。しかも前回は「TIGHTNESS」発売記念ライブ、今回は「DECADE」発売記念ライブ。CD出ないとライブできないのでしょうか?(汗)
とはいえ今回の「DECADE」は結成10年を記念してのベスト盤。10年ですよ10年。こんなにも忙しい方々が、よくもまぁ10年も続けてくれたもんです。 PIT INN前で並んでいた時後ろの方にいた方々が「よく10年も続いたよねー。途中やばかったのに」とかなんとかおっしゃってましたが^^;(確かに、3年ぐらいアルバムが出なかった時はどうなるコトかと思ったさ、私も。) ちなみにご存じの方もおいでとは思いますが、六本木PIT INNは今年の夏に改装工事を行いました。改装後初のSOLIDさんライブでもあるわけですが、9ヶ月ぶりに中に入ると、一見あまり変わってなさそうにも見えますが、ステージ後ろの壁がきれいになったのと、なんと言っても天井!以前はパイプむき出しでネット張りだったのが、今ではちゃんとした(?)天井になり、しかも音響効果も考えたつくりになっております。 そんな真新しい会場で始まったライブ、オープニングは「DECADE」の最初と全く同じ「DONNA LEE」〜「SOME SKUNK FUNK」のメドレー。とにかくのっけからポンタさんのドラムが激しい!CDよりもさらに音の厚みが増したようなブラスの音と相まって、オープニングから身体中に強烈な音が侵入してくる感じ。 個人的にはSB2の「DONNA LEE」〜「THE CHICKEN」という流れがけっこう好きなので、この組み合わせには違和感を感じる部分もあるのですが、「DONNA LEE」も「SOME SKUNK FUNK」も「ユニゾン」がポイントな曲なので、初めて聴く方にとってはものすごい迫力でしょう。私事ですが、数年前、SOLIDさんのライブに初めて行った時に強烈な印象だったのはその「ユニゾン」でした。「SOME SKUNK FUNK」がオープニングだったんだけど、あの時の衝撃はいまだに忘れられません。 などと思っていたらお次はその「THE CHICKEN」。なんとこの曲でバスクラを持つ拓夫さん。そういえば「SOME SKUNK FUNK」といいこの曲といい、以前はライブには絶対外せない定番曲だったんだけど最近ではご無沙汰って曲が続きます・・・と思っていたら。出だしの繰り返し後をミスる。(笑)それも(多分)全員。(爆)久々過ぎて曲の展開忘れてしまいましたか?(笑)しかし何事もなかったかのように(笑)ソロパートへ。西村さんのかん高いソロの直後に拓夫さんのバスクラソロ。見事な「高音と低音のバランスと対比」。 続いて「CHAMELEON」。さっきの西村さんのソロに対抗して(?)トロンボーンで無理矢理高音を出そうとする村田さん。(笑)そんな無茶できる方はひとりしかいませんて。(謎)一方、かみそりのように鋭い西村さんの音とは対照的にミュートを使って柔らかい音を聴かせてくれるのは荒木さん。「ミュート使ったソロなら日本一のトランペッター」だと私は勝手に思ってます。(笑) 続いては「JOIN TO THE SIDE」。今回はマーカス・ミラーさんは楽屋にいません。(謎笑) 最近の村田さんて「変拍子」とか「楽器によって拍子が違う」って技を好んで使っているように思うのですが、この曲はその究極形ですね。「どの楽器を聴くかで感じる拍子感が違ってくるはず」とは「DECADE」ライナーノーツでの村田さんのお言葉。 ここで例によって休憩を兼ねて(笑)ちょっとMCタイム。 「楽器へのこだわり」という点ではSOLIDさんのメンバーって見事に二極化するようで、例えば西村さんの場合、ほんとならトランペットとフリューゲル・ホルンの2本があればいいはずなのですが、西村さんの前には何本ものトランペットがずらり。曲毎にいろいろ選んでいるようです。一方バンマスの村田さんは「こだわらない」派のようで、持ってくるトロンボーンはいつも1本。しかも夏頃、ムーンライダースの白井良明(「しらい・りょうめい」と読みます)さんから「悪いんだけど、今度のアルバムで使いたいからトロンボーン1本くれない?」とメールもらって(笑)あっさりあげちゃったのがSB2で使った時のトロンボーン。(驚)その代わり村田さんはエレアコのかなりいいものをいただいたそうで 「来年の夏頃、白井さんがトロンボーンで、俺がギターで『イパネマの娘』やりましょうって話してるんですけど(笑)」ぜひ聴いてみたいです。できればSOLIDさんのライブで。(笑) 休憩終わって(笑)続いては、もはやこのバンドの代表曲と言ってもいい曲のひとつ「THREE VIEWS OF A SECRET」。今回は竹野さんをフィーチャーして、ちょっと短めの構成での演奏。 「この曲はこのぐらいの長さの方がいいね(笑)」ちなみに竹野さん、8月の美里ちゃんライブ@西武から4ヶ月見ない間に、髪の毛が伸びてました。(爆)と言っても両サイドは相変わらず刈り込んでて、上の方がちょっと伸びたかなってぐらい。その髪型のせいもあるんでしょうけど、演奏してる時の横顔がものすごく秋田豊選手@鹿島アントラーズに似てました。(笑)<某T○STEMのCMにも出演してますね。 何を見てるんでしょうか自分。(笑) 続いては「TIGHTNESS」から「DOMINO」。この辺は比較的最近の曲が続きます。 そして本日のスペシャルゲスト、近藤房之助さん登場! 私、房之助さんの声はよく耳にするのですがご本人の姿ってほとんど知らなくて、もちろん生で見るのは今回が初めてなのですが・・・なんというか、あの声からすごいがっちりした、というかゴツイ方を想像してたのですが、意外とほっそりしてらっしゃって、村田さんとそんなに変わらないぐらい、というか村田さんよりちょっと細いぐらいでしょうか?しかし声のパンチはすごくて、当然「DECADE」で参加された「SPINNING WHEEL」なのですが、やはりあの声はすごいインパクトですね。なんか動きがクネクネしてて面白かったけど。(笑)なぜか歌い終わったとたん振り向いて(サックスチームの方に向かって)「ゴメン!」とひとこと言い残して去って行かれました。(笑)なんだったんだ。 「えー、次の曲でこのセット最後ですが、最後に複雑なコトやります」と村田さん。 そして突然「この曲の楽しみ方としてはですねー・・・えー、業務連絡。」と言い出し、曲の構成をその場でいじくり出す。(笑)しかも何度か「あ、やめ!今のなし!」と訂正し、最後に決まったのが以下の構成。 A(チューバ+バリトンサックス+ドラム)こんな無茶なコトができる曲と言えばもうこれしかありませんね。(笑)「BAD ATTITUDE」。 あのですね・・・この曲を聴いたコトない人にとっては正直言ってあまり面白くなかったカモしれません。音スッカスカだし。(苦笑)しかし、この曲を知ってる人にとってはこれはもう、めちゃめちゃ面白い構成でした。以前初めてこの曲を発表した時にもありましたが、同時にそれぞれのパートが全然違うコトやってて、でもそれぞれのパートとドラムがうまく絡んでて、全てのパートが同時に演奏されるコトによってものすごく複雑なメロディになってくという幾何学的(?)な構成が実に個性的な1曲です。 そしてこの曲での竹野さんのソロがすごかった!西村さんの音すら超えるほどの超高音テナーサックス。(笑)久々に聴いたなぁ。 インパクト満点のこの曲で私たちを圧倒させてそのまま休憩に入るSOLIDさんたち。汗だくの方(村田さん)比較的平気な方(拓夫さん)息を切らし気味な方(ポンタさん(笑))いろいろですがみなさん満足そうな笑顔です。そりゃそうか。 休憩タイムの後、2セット目はいきなりMCから始まります。(笑) ご存じの方も多いコトと思いますが、前回のライブ(3/17)翌日からポンタさんと村田さんはニューヨークに渡り、PONTA BOXのレコーディング。そうして完成したアルバムが村田さんプロデュースの「NYPB」なわけですが、この時ポンタさんが肺炎で入院。NYの病院で2週間の入院生活を送るハメになってしまいました。(この話題、ウチの掲示板でも出てましたね。帰国後ですが。)これを機会にポンタさんはあれほど吸っていたタバコをきっぱりやめたそうですが(笑)なんと10日ほど前からお酒もやめた!これは衝撃発言だ。(笑) #まだ続いてますか?>ポンタさん で、この時ポンタさんが入院していた病院の名前がそのままタイトルになったのが2ndセット最初の曲「NYU」。そ・・・そんな意味だったとは・・・^^; でもこの曲、「NYPB」で聴いた時から「SOLIDバージョンもあったら面白いなぁ」と思ってたので(「THE 7TH OF WONDER」にSOLIDバージョンとPONTA BOXバージョンがあるように)私としては嬉しい選曲でしたね。 続いて「TIGHTNESS」から「SPONGE」、そして「DANCIN' TO SOLID BRASS」から「A SENSE OF CRISIS」。後者は、ひょっとしたらライブで聴くの初めてじゃないかな?こういう「隠れ名曲」が引っ張り出されてるのも今回のアルバムの特徴。ライブでは、村田さんのたっぷり3分以上のソロや、サックス3人だけの演奏(ただし全員違う演奏で、それが複雑に絡み合う)といったオプションもあって聴きどころ満載でした。 こちらはもうだいぶ前からライブの定番曲であるJAMES BROWNのメドレー。前述の通りPIT INNが改装されたコトもあってか、この曲ではそれはもうすさまじい音、「爆音」と言ってもいいぐらいでして、あまりにすごすぎて、荒木さんのソロ(もちろんミュートつけて)に入るタイミングで村田さんが指示出して音量下げるという珍しい場面もありました。(ほんとに珍しいんよ。大体、SOLIDさんのライブってソロ後に入る場面以外では細かい指示ってほとんど出ないし。) ここで村田さん以外のメンバーはいったん下がり、村田さんひとりでの「GOOD-BYE PORK PIE HAT」。前のライブの時は「自分で重ねた多重録音(テープ)」に合わせての演奏でしたが、今回は完全にひとり。サックスともトランペットとも違う、トロンボーンの柔らかな音がしんとした会場内に響きます。 メンバーさんが戻ってくると、サックスチームは全員バリサクを持ちます。 「次の曲は、それぞれ人柄の出るソロがあります。と(なぜか)竹野さんにふる。曲はもちろん「THE GUAMMER」。最後の方にバリサク3人がそれぞれソロを吹くのですが・・・ 細かいメロディだけどひとつひとつが埋没するコトなく「粒だった音」を聴かせてくれる拓夫さん。 対照的になめらかな流れを重視する小池さん。 おそらくはバリサクで出せる一番低い音のさらにその下まで出てるカモしれない、あくまでも楽器の限界に挑戦する竹野さん。(笑) ・・・とまぁ、見事に三者三様、それぞれの個性が出るものです。 「いよいよ本日最後の曲ですが・・・来年いつライブできるのかわかりませんが。(他のバンドと違って)連続でできないからね、うちは。3日間連続でやったら死ぬよね?(笑)」と村田さん。答えて西村さんいわく 「痩せます。」(爆)てコトで、この1曲だけでも十分痩せそうな(笑)「THE 7TH OF WONDER」で本編終了。 アンコールでは全員揃いのTシャツ(「DECADE」ジャケット絵が前、ライナーノーツのSOLID BRASSロゴが裏)で登場。ただし荒木さんひとりだけ逆に着て「だから前がこっちって言ってるでしょ!」と村田さんにつっこまれる。(笑)>最近おとなしいと思ってたらこんなトコでウケ狙ってくるとわ。(笑) このTシャツ、絵の作者である内田春菊さんに了解を得てないために「非売品」というコトですが、すげーカッコいいので、ぜひご了解を得てグッズ化してください。今からでも遅くはありません。(笑) さて、この日二人目のゲスト、トロンボーン奏者の広原正典さん。 村田さんと共演するコトも多い方ですが(前回の村田陽一オーケストラ(スペシャル版)にも出演してますね)来年村田さんのプロデュースでCDデビューが決まったそうで。トロンボーン奏者である村田さんがトロンボーン奏者を果たしてどうプロデュースするのでしょうか?またまた楽しみなアルバムが増えました。 そんな広原さんを交え、「ダブルトロンボーン」というかなり珍しい編成でのアンコール。幻の(?)1stアルバムからの曲「SKA」ではメインのメロディを広原さんが、それにぴったりハモる形で村田さんが演奏。こんなに美しいトロンボーンのハーモニー、滅多に聴けるもんじゃないですよぉ。 最後は「SHUFFLING JAZZMEN」。これまた懐かしい曲。(笑)村田さんと竹野さんとの即興での掛け合いメロディ、その場で演奏の流れを決めてしまうなど、やっぱり「SOLIDさんらしい」自由な演奏でしめてくれました。 今回のライブレポを書いてて思ったのですが「対比」とか「対照的」といった言葉が多いですよね。高音と低音の対比。音質の対比。メロディとハーモニーの対比。こういうのがSOLIDさんの大きな魅力なのかなぁ、と。 あと、今回のライブは以前から聴いてるファンにとってはけっこう懐かしい選曲が多かったのですが、嬉しかったですね。あ、単に昔の曲だから嬉しいってコトではなくて・・・SOLIDさん独特のユニゾンって大好きなんですよ、私。管楽器の音圧に圧倒されてのけぞってしまいそうな迫力はSOLIDさんならでは。なんか久々に初ライブの時の興奮を思い出しました。いや、決して最近のライブでは興奮してないってわけじゃないですよ。(一緒に見たコトある人なら言わんでもわかるだろうけど(笑))興奮の「質」が違うっていう意味でね。 最近の曲に見られるような変拍子の組み合わせや複数メロディの同時進行みたいな複雑な曲ももちろんすごいし、むしろSOLIDさんの音楽的個性っていうとそっちの方が大きいんでしょうけど、ライブの中で1曲か2曲はひたすらユニゾンで迫ってくる曲があってもいいかなぁ、なんて思います。 ていうか・・・どんな選曲でもいいから来年はもっとライブやってください・・・(笑) #せめて季節に1回ぐらいは。できれば久々に関西で。 村田陽一SOLID BRASS
MEMBERS Tb:村田陽一 GUESTS Vocal:近藤房之助
SET 1
SET 2
ENCORE
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